環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

安佐大橋と山陽自動車道

山陽自動車道の高架は、古川に接する川内二丁目を横切って東へ、五丁目・四丁目と過ぎていき、「太田川橋」によって太田川を渡り矢口へ抜ける。

太田川の上では防音壁のない区間があるので、車上からは太田川と近隣の市街地が目にとびこむ。

高架に隣接して「安佐大橋」(県道459号)が架かっている。『河岸の戦後史7 太田川中流*1には、すぐ下手に山陽道の橋脚基礎が工事中であったり*2、新たに安佐大橋歩道橋が設置されつつある様子*3などの写真が載っている。長らく舟運によって両岸を結んでいた「矢口の渡し」も紹介されている。
太田川橋を含めて高架が完成したのち、広島東IC・広島IC間が開通したのが昭和63年Wikipedia:山陽自動車道。なので、角川日本地名大辞典 (34) 広島県(昭和62年発行)の時点では工事中として「現代交通図」(p1500)には点線で示される。さらには「山陽自動車道」という項目自体が無い*4

*1:広島都市生活研究会.1994

*2:昭和58年.p32

*3:昭和61年.p33

*4:中国横断自動車道」「中国縦貫自動車道」はある