環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

榊山神社手水舎

八幡山の榊山神社の手水鉢は参道脇に「奉献」の面を向ける。

昭和53年に建てられた手水舎が包んでいるので、四周を巡る空間に余裕がある。地元大工による建設なので「城之堀庭」「出来庭」という町内の地名があらわれる。


側面の「世話人」の刻字の一部が水管に隠れてしまうのは、奉納当時には想定しなかったろうけれど、左右から水管を渡して水が数箇所から出る工夫なら、過去の人にも納得される改良には違いない。