環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

拵の展示と踊り場

広島城天守閣で9月半ばから11月頭まで開かれていた企画展が「THE KOSHIRAE(拵)~超・拵入門~」。刀の刀身を守り飾る諸々のパーツの構造と分業と意匠が多彩なのでいつも以上に展示品に目を凝らす。
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展示層の次の階が最上階の展望層。この企画展の階を素通りして行く人の動きは、まるでこの階が階段の途中の踊り場のように僅かな距離を通る。
しかしこの時は(以前からか)階段と階段の間に簡単な柵が置かれ、展示の順路が右回りになるように区切られていた。初めに神宮奉納の太刀を見て、最後にポスターに採用された丸みを帯びたカラフルな拵を見て終わるという首尾。
それでも柵をずらしてすぐ上の階に向かう人がちらほら見えて、敢えて動かしやすい柵に留めたかなと運営者の配慮を感じなくもない。