環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

しめ縄のかかる所

鳥居のその部分(貫)が横に突き出てると、しめ縄の端を絡めやすそう。
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例えば写真は糸碕神社の石の鳥居。真ん中の額柄の両脇が金具があって注連縄を吊り下げている。真ん中一ヶ所より安定感がある。両端は一本の縄になり、木鼻と柱の繋ぎ目に絡めてある。

石の鳥居の破損

石鳥居の場合、色が塗られることは少ないから色の変化は剥落ではなく苔むして緑が追加される。
もとの石の色があらわになるとすれば、年月が経って表面が風化して文字が見えなくなるか、
部材の途中で折れてしまうか、あるいは外れて落ちてしまうか。
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安佐北区亀山の天王神社石鳥居は児童公園の入口でもある。
さほど高くない鳥居だけど子供にとっては手がたうかたわないかが成長の目安(になるかどうかは個人差がある)。
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3年前、一部の部材が落下したことにより一時的に立入禁止の囲いができた。

木の鳥居と鉄の鳥居

尾道で見かけた稲荷の鳥居。
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奉納されてからずいぶん年が経ったもののようで、色が剥がれて痛々しい。材料が木の場合部材の端部から表面ごと剥がれていく。材の繋ぎ目がずれていくと塗装されていない面が露わになる。
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鉄の場合は錆びた部分が剥がれてあちこちが茶色くなる。