環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

入口左右の観音

さらに新しく加わったものとして、入口の右には聖観音像(平成17年寄進)と、 左には観音霊水がひかれている。 ゆるぎ観音の水広島県の名水に仲間入りという、熊野町のサイトに紹介されている。「水質鑑定を行ったところ、、まれにみる軟水の名水との結果を…

ゆるぎ観音霊場の形成

この地に観音堂が建立された慶応2年以後、だんだんと整備されていった。 入口付近にある説明板「杉松山*1ゆるぎ観音縁起」*2に、 磨崖佛は、西國三十三ヶ所観音霊場より、勧請され、明治の初めより毎年一体づつ彫られ三十六体が完成したのは大正三年である。…

ゆるぎ岩

現地にはもう一種類の地図があり、紙に印刷されたものがゆるぎ岩そばの木にくくりつけてある。磨崖仏を巡るのに30〜40分と書いてある。大きめのクモの巣が立ちはだかったりしますが。 揺ぎ岩は駐車場と観音堂の間の道にあり、南側には陶器の狛犬などが荘厳し…

ゆるぎ観音案内図

道の途中にある説明板は熊野町教育委員会の設置で、 左側に「慶応元年(1865年)12月に、水木嘉衛門という人が、観世音菩薩に難病の祈願をしたところ全快しました。それをよろこんで、〜」という解説、右側に案内図を配する。中央に観音堂のある平地を置き、…

ゆるぎ岩への道

map:x132.574468y34.34558:hybrid:w400 筆の里工房を横切る車道から北に分かれる道があり、「ゆるぎ観音入口←」の看板が設置されている。 そこから10分ほど歩くとゆるぎ岩の説明板があり、 道が二股に分かれている。右の道をさらに500mで到達する。 小さな石…

坂面大池改修記念碑

国土変遷アーカイブ空中写真閲覧システムの、例えば1995年撮影の「CCG952X-C5-19」(カラー)を見ると、いかにも工事中といったふうな茶色い空き地がみえる。*1 1962年撮影の「MCG628-C19-12」(モノクロ)のような頃だと、当然筆の里工房もなく、谷の奥まで…

坂面大池(中溝大池)

二河川の支流の石風呂川は筆の里工房の南に坂面大池という溜池をもつ。 頻繁に旱害に見舞われたため、天和3年*1に築かれ、維持管理されてきた。熊野村には寛政9年時点で*2溜池136ヶ所がある*3 東側の池を見下ろす高さに小祠がある。その隣に昭和58年に建てら…

阿戸別れ付近

map:x132.590218y34.341097:hybrid:w400 熊野町の東西を通る県道34号は、役場のそばで県道174号と交わり重複する。さらに東へ進んで阿戸別れ交差点で174号と離れる。 34号は黒瀬から安浦に至り国道185号と交わり、174号は熊野盆地を北に進み阿戸を通って上瀬…

道上川の庁舎橋

二河川の支流の道上川は熊野町役場の西隣を北流している。 平成13年竣工、だけれど欄干はぴかぴかしている「庁舎橋」はその名の通り役場正面に架かっている。 筆の形の親柱に、町の鳥と花木で彩る。

川角の二河川

map:x132.57318y34.326373:hybrid:w450 前項の説明板の画像にあるように、元々八幡宮が別の地の竹薮にあったものが、江戸時代初頭の洪水によって隣村近くまで流失。高靇神*1を祀っていた貴船山(貴布根山)に遷座したという。そのため鳥居には「貴船八幡社」と…

川角(かわすみ)

明治22年に栃原・苗代・川角・平谷・押込の五ヶ村が合併して本庄村となった。昭和6年に川角と平谷は熊野町に、他の大字は昭和村に合併した。 なので、大正時代のこの石碑には「本庄村川角區」とある。 熊野町教育委員会設置の貴船神社の説明板に見える「熊野…

参道入口に並ぶ記念碑

貴船神社のある貴船山の西の麓に石碑が二つ。 明治44年*14月建立の「稲垣道路記念碑」は、同年に竣成した道路開発に私財を投じた稲垣壽惠を顕彰する内容。 その北隣には大正3年*210月建立の「日清戦役北清事変日露戦役戦勝記念碑」。「三役記念碑-看藝累記」…

二千五百年記念碑

貴船神社境内の向かって左に説教場があり、その前にある碑がこれもまた稲垣壽惠による建立で、表面に涅槃経の文句「諸悪莫作衆善奉行」がしなやかに。 裏面は隷書の識語。表面の八字は仏教道徳の源泉であるとし、明治期の真言宗の名僧である雲照律師の書を刻…

貴船神社境内「忠孝」碑

狛犬をはさんで顕彰碑の向かい側に「忠孝」の二字、と隣に小さく「正二位基弘」と。 裏面に「正二位公爵二條基弘*1卿書」とあり、「壬戌菊秋」とあるので大正11年*29月に、呉市の稲垣壽惠によって建立された。 表と裏の字の硬軟が対照的。 関連 礒宮の忠孝岩…

生誕地顕彰碑

熊野町川角の貴船神社境内。こちらの顕彰碑は平成17年建立。 顕彰碑の裏面(参道側)には「仔馬と子供」の歌詞・楽譜と坊田かずまの年譜があり、 表面(社殿側)には上段に本人の筆跡による童謡のタイトルがあり、下段に顕彰文。 五線譜はそれぞれあるけれど…