環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

銀色の曲線

広場の東側、バス案内所近くには平成24年設置のモニュメント「The Future Is Now(いまこそ未来)」がある。案内図上では半月型の台座が示される。 昨年のふくやま美術館の秋季所蔵作品展「野田正明の世界-ニューヨークから世界へ-」*1にて紹介されている。そ…

むかえ地蔵

そのトンネルの西側に立つのが「むかえ地蔵」。はつかいち観光協会のサイトに解説がある*1。 手向けられた花に現役の信仰を感じつつも、「民俗資料」とくっきり刻まれた石柱によって保護保存されるためのものと強調されているようでもあり。 *1:http://kakin…

鵜の蓋

配色に凝る蓋は曲線や格子模様を使っていて輪郭線が多い。 三次市の鵜をあしらった蓋。向かい合う鵜の半身は線が少なく、背景の水流と桜によって凹凸が入り乱れている。 場所によっては、窪みに貼り付けられた水色や白の部分が剥がれてしまう。 もともと色を…

吉浦西踏切の地蔵

吉浦西踏切の北側の脇には地蔵像が石の祠に納まっている。 側面に読みやすい字で「贈(有)ミカド工芸」との寄贈者名が見える。吉浦隧道の先、狩留賀町に所在する会社で「狩留賀町案内図*1」にも表示されている。 かるが浜駅付近は高架の線路なので、吉浦西踏…

小さな川と地蔵

海水浴場の北の端近くにも小川が海に注いでいて、線路と国道をくぐっている。 川の南脇に地蔵像が一体、線路を背に立っている。ここに踏切の設備はないが、階段が数段、線路に通じている。

地蔵のいる踏切

水尻駅のすぐ隣の水尻踏切は、国道を挟んで海水浴場の入口の目の前にある。 電柱には「水尻ベイサイド遊歩道」への道しるべや、現在地が海抜4.1mであることを示す津波注意の表示がついている。 細長いブロック塀におさめられた地蔵像が踏切脇に立つが、その…

丁酉の正月

その翌年(今年)は丁酉の歳。 護国神社社頭では前年同様に干支の書と絵が掲げられていた。 前年の写真には無かった物が一点。正面の扁額の下に「参拝順路」の矢印が2本。参拝を終えたら左右両脇へ、次の人の妨げにならないようにと誘導される。

丙申の正月

初詣でにぎわう大きな神社には、長い列を収める広さと一度に参拝を行える横長な賽銭空間が現れる。 広島護国神社の行列で待つ間、ポータルハックに勤しむでもなく手持ち無沙汰な人の目は、だいたい正面の社殿に向かう。 拝殿両脇に掲げられたその年の書「丙…

狛犬の多い境内

そんなふうに松尾神社などの境内社を持つ御建神社なので、参道脇のあちこちに石燈籠や狛犬が据えられている。のん太の手前の位置にはもと神馬が置かれていた。もと馬 - 看藝累記 拝殿のある段に上がってすぐの両脇にいるのが玉乗りで子持ちの狛犬。「嘉永七…

祈るたぬき

西条駅北口の先の御建神社。その境内の松尾神社は酒の神を祀る*1。 その参道脇にものん太が控えている。神祠にいる神使は真摯に神事する紳士なのだろう。 *1:http://d.hatena.ne.jp/kanototori/20090413/1239629378

光るたぬき

昭和49年に発足した東広島市は、平成26年に40周年を迎えた。 「東広島シティ・イルミネーション」(平成26年度東広島市シティプロモーション認定事業)/東広島市ホームページ その年度の冬、西条駅前に設置されたのが「のん太」のイルミネーション。酒まつり…

平成のたぬき

東広島市観光マスコットの「のん太」は東広島市観光協会内にオフィシャルサイトを持つたぬき。 東広島市観光協会|のん太プロフィール 「東広島市観光特命大使」などの肩書きは近年加わったもので、初登場は第2回の酒まつりに遡る。説明によってはその年に誕…

地域と企業にまつわる二頭

白牡丹の会場内の中央あたりに設けられた「燗酒・冷酒有料試飲」のコーナーに、お燗の温度と名称の表が貼り出されていた。 表の上にはマスコットキャラクターの「のん太」と「しまさこにゃん」が座って酌み交わしている。 歴史と酒銘の由来 | 白牡丹のご紹介…

赤が映える立体

樹木を電飾で覆うだけでなく、いろいろと骨組みやワイヤーでオブジェを作って色とりどりの通りを見せている、というのは知っていても、その年ならではとか、この場所ならではの物があるわけでもなく例年同じようなものだと思っていた。 光のオブジェ 夜の広…

ツリーの置ける場所

建物を出てすぐの、ペデストリアンデッキ中央広場に25日までそびえていたイルミネーションツリー。屋根の白さが色を引き立てる。 それを写真に収める人はもちろん多く、いろいろな位置から背景を選べる。遠くのビルの看板も収まるとしたら広告の甲斐がある。…

市民会館跡の8620型

中央公園よりもイオンモールの車両が古く、それよりさらに古いのが三次市市民会館跡の8620型。(48650号機) それを目にしたのはまだ市民会館があった頃*1、錆びついた車体と柵と屋根が、街自体に寂れた感じを持たせてしまう。 その後、整備されてつやつやした…

車両を囲む背景

その保存車両はイオンモールの建物を背後に控えて低めの柵に囲まれている。 写真は平成20年のもの、定期的に背景込みでいろんな角度から撮れば周囲の変化の激しさを実感しただろうけれど、この時写真に収めただけ。 wikipedia:国鉄C11形蒸気機関車に掲載され…

中央公園の展示車両

イベント時の展示品の囲いはロープで済むが、常設の屋外展示は柵なり台座なりで硬く境界を設けるのが安全。 展示品に触れて良いか悪いかはそれぞれ異なるが、意図せず接触してしまうのを避ける装置が同時に展示物や記念碑を飾り立てる効果をもたらす。 中区…

展示の三台

顕彰館前に展示されている車両は黄色い車止めで固定されていて、四周を黄色と黒の鎖で「立入禁止」として囲まれている。囲みがずいぶん小さくて、立入りしなくても触れてしまいそう。 種類は手前から「60式自走106ミリ無反動砲」「自走高射機関砲」「61式戦…

神門に神紋

山口県の文化財紹介ページでの吉香神社は、対象となる建築物3件(本殿・拝殿・神門)の構成要素別に工法や装飾が一覧になっている。 山口県/社会教育・文化財課/文化財・山口県の文化財・指定文化財(指定文化財要録) 神門の中央を見上げた所にある紋の装飾につ…

歩行者のみの道

酒まつり期間の酒蔵通りは交通規制により歩行者天国となる。 歩行者専用の標識が臨時に置かれる。 人の波は酒蔵から酒蔵へ隙間なく流れる。細い道が半分に区切られ左側通行への協力を求められる。

西高屋駅前

西高屋駅前バス停は駅の北のロータリーで乗り降りする。 駅前とはいっても駅舎とロータリーの間には車道があるので、横断歩道の信号が往来の足止めになる。 バス停に屋根が付いていても駅と繋がっていないのは「駅前」よりも「駅入口」といった遠さを感じる…

銀色の欄干

海田市駅南口からすぐの「ひまわり大橋」は南岸側にモニュメントがあり、それを花とすると駅側の花壇に囲まれた広場が根元にあたる。 末広がりの欄干の先、親柱先端には鳥の形が翼を広げている。平成5年竣工。

去年の鶴

それらの大きな折りづる御輿、去年はどうだったかと見てみると、 置き方によるのか、見る位置によるのか、密集しているように見える。団体の文字が目立たない分、色が明るめにも見える。 慰霊碑の北に置かれた大鶴は、黄色だった。これまた光の色ということ…

昼の鶴と晩の鶴

慰霊碑前の広場には、初日のパレードで運ばれた折り鶴神輿が並んでいて色とりどり。 昼間は芝生の緑が映え、晩はみこしの放つ光が強い。花の塔の火が消えてからより多く人目を集める。

無色の鶴

そのFFでは、飾りにしろ花にしろ衣装にしろ、色とりどりなのが平和大通り全体の模様を成すのだけれど、 平和公園の、慰霊碑の先に置かれた大きな折り鶴(折ってはいないか)や、川面に浮かぶ鶴の連なりの白さもまた、その祭りの代表的な色なのだったなと、行…

帆の柵

五右衛門風呂と羽釜のモニュメントにはそれぞれぴったりと銀色の柵で囲まれている。 ポンプと石のモニュメントを含めた三角形の広場全体はグレーの塗装の柵が広めに囲んでいる。川舟の帆をかたどった板がどの柵も国道に面した側を向いている。

水が結ぶモニュメント

その隣のモニュメントは方位盤とそれを囲む芳名板と、さらに円で囲む石の列が水を受ける。 地下水を汲み上げる津田式ポンプからの水を受ける石積みにモニュメントの由来が取り付けられている。 樫の木も含めて広場全体の要素が地元可部の産業を支えた環境を…

西口のモニュメント

可部駅西口の目印となる時計塔のそばに自由通路がつくられる。 時計の下には駐輪場や公衆トイレがあり、西口ロータリーの北の端にあたる。 西口広場はバス乗り場の上りと下りに挟まれた空間で、完成は平成19年。五右衛門風呂と羽釜のモニュメントは道路向か…

バスの向き

バスのアイコンは、日本だと横向きで外国だと正面ということだろうか。 正面だと大きく見せやすく、横向きだと上下の余白が使える。