2007-06-07 白の誓願 地名 桃園の三人の絵馬*1を奉納したのは「當郡白砂邑」の人。 「當郡」は佐伯郡のこと。「白砂邑*2」は現広島市佐伯区湯来町白砂。湯来町の南部、八幡川上流域に当たる。 「「国郡志佐伯郡辻」によれば、文政2年紙漉163人がおり、当村から漉き出される半紙は諸郡で上品とされた。*3」とある。絵馬で関羽が持っている紙*4にまさるともおとらない質であろうと思いたい。 明治末期、白砂・葛原*5・伏谷*6の三ヶ村が合併して砂谷*7村ができた。当時流行りの合成地名である。酪農で知られる。 *1:前項写真参照 *2:しらさごむら *3:『角川日本地名大辞典34広島県』p446 *4:絹布だったりして *5:つづらはら *6:ふしだに *7:さごたに