2009-05-03 一文水橋 地名 また馬頭観音のあたりに戻り、すこし南にあるのが「一文水橋*1」。 「いちもんみず」は東に聳える日の山城に関わる地名として伝わる。 又船峠より用水一荷をお城に擔ぎ上れば一匁の報酬金を得たりとて一匁水の舊称今に残る。 名田富太郎『廣島縣山縣郡史の研究』1953 昭和53年*2の『大朝町史 上巻』は、中世のたしかな事実というよりも「里伝」とことわったうえで、 また西の鮒峠(船峠)川よりも取ったとみえ、一匁水、二匁水、三匁水等と称する水場がある。 と載せる。二匁・三匁と並べると報酬金云々の話ができなくなってしまうのかもしれない。 *1:いちもんみずはし *2:1978年