環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

無事故祈念の観音

豊平町(北広島町)の国道433号が船峠からの道と交差したあたりに観音像がある。
台座に下がり藤の紋があるように、真宗色の強い碑がともなっている。
向かって右には「安かりし 今日の一日を 喜びて 御親の前に ぬかずきまつる」(大谷紝子*1)のうたを刻み、向かって左には「御臨末の御書」(親鸞)から「一人居て喜ばは二人と思うべし 二人居て喜ばは三人と思うべし その一人は親鸞なり」を刻む。

両端には交通安全の標語のような「ゆずりあう笑顔で 無事故の豊平町」「この道ゆっくり広島県」が見える。
多分そんなふうに速度が出がちな、まっすぐな道。

*1:九条道孝七女。貞明皇后の妹