環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

弘化三年の石柱

その、たもとに衣紋掛けが*1置かれていない方の標柱、つまり南側。

裏面に「弘化三年歳在丙午三月」とあって、

側面には「石工 尾路*2 鳥居勘十郎」とある。
広島県の標柱』の「揮毫者・寄進者・関係者・その他」によると、県内の標柱の中で石工の名が刻まれているものとしては最も古い年代であり、それに次いで「尾道市長江の艮神社」(嘉永4年)・「豊田郡東野町古江の古江八幡神社」(嘉永6年)・「豊田郡豊町大長字宮脇の宇津神社」(嘉永6年)があるとのこと。

*1:前項一点目画像参照

*2:おのみち「尾道