環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

西部埋立第八公園

西区草津南一丁目は国道2号に面した埋め立て地。

埋め立てられた漁港の跡は第八公園となっている。
東半分は長方形の広場で、長辺を縁取るように石積みが連なる。

草津まちづくりの会」による「旧草津港の雁木」という説明板が立っている。右側に漁港時代の写真、左側に現状の写真を載せている。この地は西部開発事業によって昭和41年に埋め立てられ、漁港の名残として雁木(石を積んで階段状にした岸壁)を見ることができる、といったことが記されている。
さらには雪国で庇の下に設けられた通路のことも「雁木」という、との補足もある。港の「雁木」が、(想定される読者にとって)馴染みのない存在になっていることから、その言葉の説明が必要になるだけでなく、他地域の言葉の存在も意識する機会ともなっている。