環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

豊栄新開

近世の干拓によって阿賀の土地がすこしずつ広がった。文化6年には小倉新開、安政元年には「豊栄新開」が完成。

豊栄公園の入口近くに立つ石碑は明治四年の建立(のものを移築)。

豐榮新開經營
安政元甲寅年
五月八日干潮時

豊栄新開三十町余の開発を顕彰するもので、周囲に「割庄屋同格」「長百姓」「庄屋同格」「世話人」といった関係者の名が刻まれている。
田村信三『地誌 阿賀町』*1に、人名も含めて載っており、「豊永新開の交通公園入口に現在移されている」と注記されている。『阿賀町誌』も含めて「豊永」になっている例は多い。「榮」よりは書きやすいし。
昭和46年開園*2の「豊栄交通公園」は阿賀まちづくり推進協議会の「阿賀町の歴史マップ」に写真が載っている。