砂走橋のすぐ上流側には山陽本線の鉄橋が通っている。両岸は畑賀一丁目と中野一丁目。畑賀を通る県道84号は「畑賀JRアンダー」として線路の下をくぐっている。「大雨時冠水注意」の標識がある。東の中野側には「砂走踏切」が置かれている。
大正15年の畑賀川の氾濫のあと、9月23日にwikipedia:山陽本線特急列車脱線事故が起きている。その後、それまで川の中にあった橋脚の撤去、線路の嵩上げなどの対策がとられた。
『瀬野川町史』323頁に、橋脚の撤去を要望する9月17日提出の嘆願書*1が載っている。「去ル九月十一日ノ濠雨ノタメ上流ヨリ流出セル物体ハ此橋脚ニ懸リテ一方ノ水流ヲ堰キ止メ遂ニ氾濫シテ」という。
*1:中野村民から門司鉄道局長へ