環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

公園内の台

三次市による「尾関山案内図」に、公園内の平坦部(壇・台)の名が添えられている。それぞれの現場には名前を示したものは見当たらないので、台の名前よりもそこにある物で区別をつけていそう。

歴代の統治者や城主に因んだ名前が五つ。「上里台」「三吉台」「福島台」「石見台」「因幡台」。それぞれの位置に応じたらしき雅称が三つ。江の川に近い「望巴台」、忠魂碑のある東端の「迎陽台」、浅野神社のある北端の「晩翠壇」。


それぞれの名称についての説明は見られないものの、案内図右下の文中に「三吉氏の重臣、上里越後守」「福島正則の重臣、尾関石見守正勝」「浅野因幡守長治」と、台の名前に使われた人名がひと通り登場している。