環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

石碑に添える歌

その歌碑の隣には同じ向きに立つ石碑が大小二つ。

「公人之碑」は明治の尾道の商家の当主「小林徳三郎」の功績を讃える頌徳碑。その養子の画家小林徳三郎の絵がふくやま美術館に所蔵されているので、展示目録No.124にてこの公人之碑も紹介されている。

その傍に立つ「身をけづり」の碑は永平寺で目にすることで有名な歌を刻んでいる。公人之碑を立てて公益に尽くした人物を讃えるという行為自体の喜ばしさを体現する。