環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

鳥居の天地

「かべの町かど」の連載記事がなおwebで読めるということを珍重しつつ、藤の棚稲荷の載る「寺山」の項を見ると、「現在の稲荷社は、根の谷川の改修工事によって旧位置からおよそ40㍍上部に移転されたものである」という一文で終わっている。

 

もともとの社殿の配置でないためか、辺鄙な感はあり、鳥居を固定するコンクリートの土台が微妙に浮いた存在に見える。併せて、鳥居に被さる屋根代わりの波板が仮の作りのように見えてしまう。