環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

建築

残るモニュメント

西条駅の駅舎は酒蔵通りに馴染むようなデザインで、白壁を中心に煉瓦模様がアクセント。 駅名表示の下にはライオンズクラブの時計とロータリークラブのモニュメントが残る。

仮設の階段と手すり

平成二十年代後期、西条駅の橋上駅化工事が行われた。 工事期間中はプレハブの仮設駅舎が東寄りにあって、スロープを挟んで新たな建物がそびえようとしていた。 仮設のスロープなので、常設の通路以上に案内表示が目立たせてある。さらに手すりが黄色なので…

住吉橋の朱

規模は小さくなるが、中区の住吉神社社前を渡る住吉橋も赤いアーチが特徴的。川というか海面が高い時は両岸の高低差が目立つ。東側の深い方を航路にしてある。 ここでは歩道部分も住吉橋本体の一部。その分車道は広くない。

屋根より高いアストラム

楼門の手前は少し上り坂。 金堂の建つ地面は堤防よりも低い位置で、背後の墓所が丘の上。自在坂神社がさらに上。 正面を横切る国道54号はアストラムラインを中央に乗せて祇園大橋で太田川を渡る手前。 道路が堤防上にあるので、道路向かいからは金堂の屋根が…

十年前の更地

同じく十年前に見かけた祇園6丁目の更地。この場合は、この先風景が一変することを見越しての撮り方。 何の跡地かというと、広島電鉄の自動車修理工場。 現在はコーナンの敷地。 建物が無い時期だから、遠く阿武山方面がよく見える。すぐ近くの工場に大きな…

鳥居の天地

「かべの町かど」の連載記事がなおwebで読めるということを珍重しつつ、藤の棚稲荷の載る「寺山」の項を見ると、「現在の稲荷社は、根の谷川の改修工事によって旧位置からおよそ40㍍上部に移転されたものである」という一文で終わっている。 もともとの社…

孝養門の柵

さらに奥の壇に聳える孝養門は日光陽明門の写し。 中央扉は正月三が日のみ開かれる。門の前後を守る鉄柵は、開放された扉の中にもめぐらされて接触を防ぐ。 鉄柵の先端の飾りにも寺紋が見える。

耕三寺中門

瀬戸田の耕三寺は入口に山門(冥加の門)が立ち、すぐ先には法隆寺楼門を模した中門が控える。山門には扉に、中門には幕に寺紋(折敷に中陰蔦)が見える。 門の表には山号「潮聲山」、裏には寺号「耕三寺」の額がある。 kanototori.hatenablog.jp

商店街入口

JR横川駅南口、横川駅前電停のすぐ東に商店街アーケードの入口がある。北の角にはフタバ図書、南の角にはメダルハウスF1。 パチンコ屋の建物が取り壊され、今のところ更地になっている。普段見えない隣の建物の外壁が見えたり、アーケード内部が横から見えた…

そごうから見おろす

そごう広島店の途中の階の窓から南を見おろすと、エディオン本館の工事の様子が見える。 写真は今年の6月なので、現在よりも更地に近い段階。建物がある時には見えないフタバ図書(ネットカフェ店舗)もよく見える。

紙屋町交差点旧状

市内中心部、紙屋町交差点は相生通りと鯉城通りが交わり、路面電車が三方を行き来する大きな結節点。 四つ角のビルはどれも大規模で、北西角のそごうと南東角のトランヴェールビルに街の姿の新旧が現れる。 10年前の写真では、そごうの向かいに見える角は工…

工事現場の見当

いつどの辺りで撮ったか分かっていても、今のどの建物がある場所なのか、その画像だけではわかりにくかったりする。今の建物の片鱗もなくてクレーンがいくつも立っているだけという風景。 広島駅近くで、背後に創価学会のビルが見える。それだけで十分ではあ…

橋脚とクレーン

広島高速建設中の頃の江波。 高架が通る予定の一帯がフェンスに囲まれ、その中のあちこちにクレーンが聳える。 その高さが高架完成後の高さというわけではないけれど、高い位置に高架が横たわる姿は、川の中から点々と立つ橋脚によって見当をつけさせる。

高層ビル以前

広島駅前、周囲を圧する高層ビル。それが建った後しばらく経つと風景の一部となって(または周囲を風景の一部に変えて)溶け込んでいるが、それが建つ前や工事中の風景の中では、その後の姿が知られていてもまだその先に見える空は当たり前のように見え続け…

工事中の電停

広電本社前電停が現在の姿にリニューアルしたのは今年の3月28日。 お知らせ|広島電鉄 記念乗車券も発売された。台紙が立体的に折れてホームと電車が浮かぶ。 工事中の様子は白い骨組みが目立った。既存の横断歩道が消えて白線がうっすら残っていた。 完成後…

待合室の頭上

乗り場の一部は屋根と壁に守られた待合室になっている。雨風や暑寒がしのげて、室内にも案内表示があるので乗り遅れが防げる。 待合室の外の様子も案内表示もよく見える。

向かって右にスロープ

安芸高田市歴史民俗博物館(旧称:安芸高田市吉田歴史民俗資料館)の入口は階段の上にあるが、車椅子の通れるスロープが右手にある。敷地外から眺めると植え込みに隠れて見えにくかったりする。 階段のすぐ隣から入り一回折れて入口に達する。 館内の主な展…

仮設のスロープがあった頃

平成20年とか、それよりちょっと前の頃は、歩道から入口の階段に上がる仮設のスロープがあった。 それがあった頃と今の正面入口を比べると、逆に不便になったように見えてしまうが、東側入口にスロープが出来ているのでそちらにまわることになる。

移築建物の防火

福山城内の市指定重要文化財「旧内藤家長屋門」は堀の外から内側へ移築されていて、現在は木々に囲まれた遊歩道の途中にある。 建物の扉近くに「消火器」の木札がある。ここに架かっていたのかあるいは中にあるのか。 建物の傍、柵の外に非常ベルとホース格…

屋上の外

4階の上が屋上。 後から出来た周りの建物の方が高いので遠くの景色は見えない。西隣にそそり立つ立体駐車場の傍が少し空いているくらい。

公開された部屋

今は無き京橋会館。 平成23年、取り壊し前の見学会が同年8月14日にあった際に行ってみた(今更感)。 見学者は敷地内や棟内をだいたい自由に巡る。部屋の内部については、何箇所かの部屋が公開されて入って見ることができた。 ドアに貼られた「室内公開中」「…

包まれた清風館

その葺替え工事中、入口に近い面が灰色のシートに囲まれて平らな姿を見せた。 工事の説明板には「工事期間中は清風館に仮設の屋根を架けるため一部姿を見せられなくなります」という、来園者への呼びかけがある。通常の庭園風景を見に訪れた人は仮設屋根を背…

清風館の数年

縮景園のシンボルには石橋の「跨虹橋」があるが、それを眺める「壱之御茶屋」こと「清風館」は庭園の中心となる建物で入口からすぐ見える位置にある。 平成27年度末に屋根の葺き替え工事があった。それ以前と以後の写真を並べても、とくに色味にはっきりした…

包まれた唐門

平成20年から23年の修復工事の期間中、唐門と翼廊は足場とシートに囲まれて白と灰色の面を見せていた。 唐門をくぐることは出来たが、内側も板に覆われて建物の部材は見えない状態。側面の板に貼られた張り紙には、隣の樹木の伐採はこちらとは無関係ですとの…

頭上に翼廊

徐行を要するその参道は、すぐ西隣に本地堂や翼廊と接している。 石垣の上を見上げると翼廊の東端がある。平成の修復工事以前と以後の違いは色の鮮やかさに明瞭で、形状の違いは軒先に強く現れる。広島東照宮の「境内のご案内」*1によると、戦後の桟瓦葺から…

唐門とその奥

広島東照宮の唐門と翼廊は、平成20年代はじめ*1の保存修理工事により色鮮やかになった。 その工事のために浄財を寄せた人たちの芳名は、奥の社殿横の垣根に掲げられている。金額の高いところでは100万円のところに6枚の名札がある。 *1:という言い方をしてみ…

庭の中の門

浄土苑の真ん中に立つ「鳳凰門」は元は門の役割通りサボテン園の門として昭和42年に作られた。 門の内側に耕三寺所属の仏師と絵師の名が載る。それぞれ制作と彩色を預かる。担当絵師の日本画家「萱島青潮」でweb検索するとオークションに出品された鶉の絵な…

山門と月光門と

公道に面した正面入口は国登録有形文化財の「山門」で鋼鉄製。 同じ道路に面して東寄りにもう一つ「月光門」がある。こちらには「耕三寺書院」の表札があり通常の入口ではないので閉まっているが、年賀ということで開いていた。 道路の向かい側は「浄土苑」…

入口は脇

入口の山門をくぐって中門の先の右手に受付があり、そこで入場券を受け取ると、正面礼拝堂左手にある入場口を通って中に入る。 出口はは同じところではなく正面を通るが、車椅子等は入場口と同じところを通る。

高層マンションの途中

片仮名で書くものかどうかよくわからないが「アイネスフクヤマ」の南住宅棟部分は、備後地域でかなり高層の28階「フローレンス福山ローズタワー」。天満屋の看板はホテルと同じくらいか。 平成20年に着工し、竣功は平成23年。平成20年に見たころは下の方の建…