環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

宇品西公園とその北

宇品御幸2丁目の北西隅が宇品西公園で、陸軍糧秣支廠の缶詰工場の敷地だった所。建物の一部が公園南側の広島市郷土資料館として使われている。


資料館建物以外に残されている煙突はグラウンドの西にある。煙突のそばに立っている説明板は、煙突そのものの説明ではなく、公園の北(宇品御幸1丁目)にあった食肉処理場建物の説明。その建物に使われていた煉瓦に説明板が取り付けられている。

宇品陸軍糧秣支廠食肉処理場
(略)
 昭和24年(1949年)から平成18年(2006年)2月までカルビー広島工場が使用し、平成19年(2007年)10月に解体されました。
(略)

右側に説明文、左上に解体前の建物写真。左下に糧秣支廠内の配置図。


解体後は分譲住宅*1が立ち並び、「宇品御幸第二公園」が宇品西公園の道路向かいに設けられている。公園に挟まれた通りという意味でも、公園と共通の由来を持っているという意味でも分譲地名にそれなりの内実がある。と見てもいいし、説明板がニ丁目の側に置かれていることを惜しんでもいいし。

*1:「パークアベニュー宇品御幸