(略)種〓*1以下の三驛は、今の郡内にあるべけれど、皆其所在を詳にせず、おもふに、〓*2は箆のあやまりなりや、されば今の平良村、其遺名にても有べきか、然れども種の字義詳ならず(略)
不明ではあると前置きした上で、古代山陽道の駅がどこにあったかの考証は、そんなふうに現存の似ている地名があればそれがひとまず有力な説になる。読みが似ていたり表記が似ていたり。
のちになって古代の役所に関連する遺跡が見つかると、駅間の距離からも無理の無い、特定の地域に絞り込まれるようになる。
廿日市市の平良より北東に位置する佐伯区の三宅に中垣内遺跡がある。