五日市駅前の北、八幡川の対岸は皆賀。
五日市村の『国郡志御用ニ付下調書出帳』(五日市町誌)の「神祠」に「氏神八幡宮」が「皆賀村之内ニ有」として掲載されている。「近村十五ヶ村惣氏神」であることによる。八幡川の旧流路が西にあった頃なら今より川を挟んだ距離感は近いか。
『藝藩通志』では郡単位にまとめられるので皆賀だけでないような書き方。
八幡宮 皆賀村により、朽殘の古額あり、勅額なりと云傳ふ、五日市の民、同じく此社を祭る、昔は供僧寺もあり、十五村の民祭しといふ、今祭時に、社人其十五村を巡行す、