環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

八幡橋


国道2号が通っているのが「八幡川橋*1で、その上流にあるのが「八幡橋」。川の名を橋に使う場合「○○橋」が先行して「○○川橋」が後発になりがち。
西国街道にあたる。西詰めが県道199号*2の曲がり角で、五日市駅北口へ通じる。東へ渡ると皆賀の南端を少し通って井口に至る。



東詰の歩道部分が広くとってあり、最初のコンクリート橋となった昭和4年当時の親柱が置かれている。説明板に、

ここに設置している親柱は、昭和4年当時の親柱で、本架橋工事中に発見されたため、八幡橋の歴史を語るモニュメントとして復元したものです。

とあり、「当時としては凝ったデザインでした」という架橋直後の写真も載っている。『河岸の戦後史10 八幡川』にも昭和44年の写真によって飾り柱や欄干を見ることができる。*3

*1:http://d.hatena.ne.jp/kanototori/20111228/1325084701

*2:http://d.hatena.ne.jp/kanototori/20071001/1191244634

*3:p12。各ページ見出し下の飾り罫の模様に欄干の側面が使われている。(コラム「飾り罫」)