環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

板屋小路の橋

その町並み保存地区への案内図で、楠神社から本町通りへと赤く塗られている通りが「板屋小路」。


「瀬戸内の公園都市・竹原 ふるさと公園惣絵図(町並保存地区」は「享保三年(一七一八)の古絵図に現在の様子を(桃色)載せたものです」とあり、「楠神社」はそれより後の創祀なので桃色で現在地が示されている。


「板屋小路町長五十九間半」とある通りの先には板橋が描かれていて、「伊せばし」の名が見える。橋のたもとには「御高札場」があった。『竹原下市一邑志』(元禄6年)にも載っていて、「市中ノ板橋ヲ伊勢橋ト号ス*1初渡伊勢神職故名也」との由来を示す。

現在の橋は「渡逢橋」。流れるような縦書きの橋名板が西からの観光客を迎えるような位置。

*1:以下割注