環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

油見の一里標

大竹市立戸の総合市民会館敷地内に「一里標」が立っている。

傍らの説明板には「油見の一里標」の名で明治初期の街道整備について解説してある。

「新街道では、旧西国街道の「一里塚」に替って、御影石造りの道しるべ・「一里標」を、開通五年後に設置しました」とあるように、標柱の背面には「明治十八年八月 油見村 上岡壽平」とある。

「かつて油見三丁目あたりに建っていたものと思われます」ともあって元の厳密な位置は示されていないけれど、現在地よりは現大竹駅寄りの街道沿いということになる。側面には「従是東廣島區内元安橋東詰標木迄九里」とある。元の位置が元安橋の道路元標*1から九里にあたる。