環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

消防団倉庫の傍ら


近代の消防のための警鐘台は、その痕跡として台座そのものが残っていたり*1、寄附者の名を刻んだ石柱が立っているだけだったり*2で、人目につく場所であり続けていても存在感はさまざま。

安佐北区亀山南、大毛寺川沿いの消防団倉庫の敷地に立つ石柱は後者の例で、ガードレールと接するほどの近さなので余計に目立たない。


昭和6年1月建立のこの碑には警鐘台と敷地の寄附者が刻まれている。「賀茂郡廣村」が呉市に合併するのは昭和16年*3