環藝録

写真でつなぐ広島風物記録

天水(あまず)


同じく東区。
牛田新町四丁目の住宅地の中に清水があり、皇子神社が隣接する。背後の丘陵も団地になっている。
平成8年に屋根が奉納されており、「天水の名水」の名が掲げられている。

藝藩通志』に「梅川清水」の名で、安藝郡の「古蹟名勝」に挙げられている。

新山村*1にあり、泉上の丘を御水山、又天水山と稱す、天水は、甘水の義にて、此水あるよりの名といへり、昔は此水を、公厨の用とせられしとなり、今も山井てふ酒を醸する*2には、此水を用ふといふ

「公」というと、安藝の国府か安藝の守護武田氏か、それか浅野氏以前の広島城主か。*3
「天水」の名は、北隣の「戸坂くるめ木」にバス停があるほか、「天水団地」やマンション名にも使われる。

*1:現牛田新町

*2:かもする

*3:とりあえず羅列