『いしうちの地名をさぐる』は昭和57年に五日市民話民俗の会発行の五日市町域の地名語彙集。国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧可能(http://id.ndl.go.jp/bib/000001577231)だが、広島市の図書館でももちろん現物は借りられる。
中組の架かるのは石内の旧道にあたる山裾の道。小学校や公民館の集まる中心地を梶毛川が交わる。
『いしうちの地名をさぐる』に掲載の芸藩通志所収村絵図には、川の上流域に「鍛冶計」と翻刻されているが、『芸藩通志』(『芸備叢書』の5巻本)(http://id.ndl.go.jp/bib/000000427622)の翻刻前の表記は「計」の崩し字で「斗」のような形。
なので、『五日市町誌下巻 別冊 資料編』(http://id.ndl.go.jp/bib/000001640968)*1の翻刻ではもっぱら「鍛治斗」と表記される。
*1:手元にある